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『五千五百人を超す犠牲者を出した、阪神大震災。発生が未明であったため、多くは住居の中で犠牲者となった。
就寝中の中か、或いは、寝起きして間もなくの時に起こりました。
安穏の時、安住の場所がいきなり、一瞬のうちに悲惨な場所になってしまいました。

住む人々の安全と生活を守るべき場所が地震によって、一瞬に倒壊し、また、ある住まいは火災で焼失してしまいました。
実際に体験された方からもじかにお聞きしました。身内の方が家屋の倒壊により下敷きになり亡くなられたそうで、現在の今でも思い出す事もかなわないほど、心の中にトラウマとなり、悔やんでも悔やみきれなさが空虚となって、こころの傷だけが残っている状態である等、なんと言って良いか、わかりませんが、ご察しするのにあまりある話を聞かせていただきました。』

【一つだけ言えることがあります。一瞬で地震がきて、一瞬で住宅が倒壊し、下敷きになる、地震がきてからは、遅すぎるのです。】

木造住宅は地震に強いのか?

『平成7年に阪神大震災があって、もう10年も経っており、体験された方はずーっとその体験された事が忘れずにその恐怖という恐さが記憶に残っているのですが、
実際に体験されて無い方は人の噂も49日といいますか、忘れ去られてしまって、悪徳リフォーム業者の耐震補強詐欺工事によって、思い込まされ、どうして、住宅が倒壊をしたのか、事実を知らないまま、悪質業者から地震がきたら、ただ、倒壊してしまう・・・と恐怖をあおられ、間違った、耐震補強工事をして、リフォーム詐欺にあっている方が数多くいらっしゃいますので、どういうた建物が倒壊してしまったのか?倒壊しない家はどういう家だったのか、今一度、正しい認識を新たにする事により、間違った、リフォーム工事をしなくて済み、家の維持管理
において、失敗しないリフォームをすることができると存じます。』

【阪神大震災は何故大きい被害となったのか?】

『家屋が倒壊しますと、住む人への生命の危険、電気配線・ガス、水道管の断絶そして、火災が発生して、隣家に燃え移ったり、隣家に自分の家が倒壊し、被害を与え、家だけでなく、大きい外塀が道路側に倒れ、人や車に危害を加え、そして、救助や消防活動を妨げ、こういうことが連鎖をして、被害を大きくしていった訳なのです。
また、倒壊した家の下敷きのなって、逃げ遅れた為に助かる生命を失ってしまったという数多くの亡くなられた被害者、実際に体験された方は思い出すだけでも、いやだ、早く忘れたいが、忘れる事ができないと、いまだに苦しんでいる方の話をお聞きします。こういう思いは二度としたくないですし、こういうような、大きい被害の惨事にならないようにしていきたいものです』。

【建物の倒壊だけでも避けられば、被害は最小限の抑えられます】

『建物の一部が壊れても、倒れさえしなければ、避難も出来るし、家財を持ち出せまし、後の建物も応急処置を施せば、生活も可能ですし、その後の建物の補修工事も少なく済みます。

日本の住宅は最も多く建てられている一戸建ては木造軸組工法で建てられた、家屋が多く、倒壊した建物が多いのですが、倒壊しなかった家屋もあります。

今後の住宅の維持管理のメンテナンスにおいて、この大震災の教訓を生かす事が重要であります。

木造軸組工法のような在来工法の場合、地震で倒壊する被害のあった建物は建てられた年代が比較的に古いものと新しいものとでは被害の大きさが違いますが、ただ、年数が古いから地震で倒壊したのだと早急に判断をしない方が良いと言う事がわかってきました。

確かに新しい年数の建物は新潟地震・十勝沖地震・宮城沖地震の経験が今の建築基準法や住宅金融公庫の仕様に反映され、耐震的な対策が盛り込まれようになった為、倒壊は少なかったのですが、新しい建物でもカビや湿気が出やすい建物は倒壊しており、最近の住宅環境で、カビや湿気のでない住宅という事がクローズアップしてきたのは、住環境の問題もありますが、カビや湿気のでる建物は建物の重要な構造である、柱の部分まで、カビやシロアリがでるようになれば、柱の強度も弱くなり、地震に弱い建物になってしまいます。

新しいもの建物として、倒壊しなかった建物として、プレハブ住宅、ツーバイフォー工法、などには被害が少なかったという事実もありますが、今、これらの住宅はカビ、湿気などのシックハウス問題やこれから、年数が経つにつれ、木造軸組工法よりも、湿気などの問題で、住環境が悪いだけでなく、耐久力が低いと言う事で問題になり、最近では、外断熱工法という言葉、断熱効果が高く、カビや湿気がない、耐久力の高い、外断熱工法の住宅という建物が増えてきました。』

【建物の維持管理は重要で大切な部分です】

『阪神大震災の倒壊しなかった建物の中で古い建物でも倒壊をせずに被害を免れた、木造住宅も数多くありました。
それらの建物は日頃からの維持管理などの手入れをしっかり行き届き、柱などの腐食がなかった、木造住宅は倒壊せずに残っておりました。

逆に地震で倒壊してしまった、建物は手入れをしないままの状態にして、土台や柱が腐ってしまっていたり、シロアリの被害が多かった建物が倒壊をしていたという事実がございます。』

その原因の一つとして、『壁の中の柱や土台は外からは見えずに腐食の状態がわからなかった事』

と『住宅を火災から守る為に外壁に使用されているモルタル壁です。』

【木の弱点は『腐ること』と『燃えること』です。】
『その燃えることの弱点を燃やさないようにする為のモルタルが木を腐らせる原因になっておりました。
この外壁モルタルが剥がれ落ちる被害も目立ちました。その原因の多くは、下地の構造に原因にありました。モルタルの付着をよくする為に金網【ラス】を張るのですが、このラスと止め釘が錆でボロボロのものでありました。
『モルタル壁の性質の一つに硬化収縮現象による、モルタル壁自身が収縮してひび割れがするという現象があり、これは、雨漏りの原因ともなっており、また、結露もしやすい素材です。』

『年数の新しいうちはよいのですが、耐久性では不十分でありました。』

『最近では、窯業系サイディングも普及してきましたが、やはり、雨漏りがする外壁材としても国民生活センター等にクレームなどの苦情相談が増えていると同時に耐久性においても、モルタル壁と同じで、性能の持続が疑わしいかぎりでございます。』

【木造住宅の良さは木材自身を良くすること】
『日本には世界最古の木造建築と知られる法隆寺も今まで、先人が維持管理などの改修などの手入れをして守り続け、震災や火災などから耐え抜いてきました。木自身も年数が経つ事に強度が強くなり、いまでもその堂々たる風格と美観性は見事でございます。』

『20年30年をしたら、建替えるという、新しくすれば良いということではなく、新しくするだけでは、技術は進歩をしません。建物を長持ちさせることは建築文化を熟成させることであり、伝統や経験に学び、新しい技術を加えることでより良くなってきております。』

『アメリカやカナダでは中古住宅の方が価値があり、新築住宅より高く、売られています。』

『木は本来であれば100年・300年は雄に耐久力があるのであります、それだけ耐久力があるものを10年や15年〜30年で駄目にすると言う事は好ましい状況で使われてないと言う事であります。』

『木に含まれる水分の率は含水率と言われるのですが、その含水率が20%を超えるとカビが発生しやすく、腐朽菌や白アリが活動しやすくなります。逆に乾燥してくると強さを増し、狂わなくなります。

自然に育った木に適した環境は人間の生活空間としても好ましい環境であります。』


【木材の性質】

【木は鉄よりも強い】

木は鉄やコンクリートより強度は小さく、弱いと言われておりますが、この常識は果たして、本当なのでしょうか?正しいのでしょうか?

『木は天然が作った素晴らしい素材で、重量あたりの強さでいうと、鉄よりも強いのです』とこの『常識』を不定するのは農林水産省森林総合研究所構造性能研究室の神谷室長です。

同室長によりますと、重さを断面積で割った強度比では、木は鉄やコンクリートより強いという。
強度には『引っ張り』『曲げ』『圧縮』とあるが、いずれも木の方が強いのだ。ただし、あくまで同じ重量で比較した場合の話だ。と言っております。

では、何故、木が強いかというと、木の断面を電子顕微鏡で見るとよく分かるが、内部がパイプを束ねた中空構造になっているからです。鉄の場合でも、同じ重量の無垢の丸棒とパイプ状のものとを比べると、パイプ状の方が強い事はよく知られています。木が強いのはまさにこの原理が働いているからである。

地震と建物の関係の重さの関係を調べてみますと、重たい建物ほど地震の揺れから受ける力が大きいので、軽くて丈夫な木材は実は地震に強いはずである。阪神大震災で古い木造住宅が次々と倒壊したが、構造上の問題【設計の問題】や欠陥や手抜工事の問題また、メンテナンスをしてなかった問題であり、木材そのものの強度とは関係がなかったのであります。

【木は確かに燃えるが、実は火に強い】
鉄やセメントは燃えないが、木は燃える。これは、誰でも知っていることです。しかし、『燃える』ということと『燃えやすい』ということは違います。
木材でも断面積の大きなものは『燃えにくい』のです。

日本では木がすぐ燃えるものというイメージが定着しているが、欧米では違う。断面積の大きな木材が燃えにくいということは早くから知られており、木製サッシを使えない地域もある日本と違って木製の窓サッシは早くから普及していました。

木造住宅も、駅前の商店街などの防火地域では、長い間これを建てることがほとんどできなかったのですが、建築基準法の改正により、ようやく最近になって、準耐火木造建築物が建てられるようになったばかりであります。

準耐火建築物というのは厚さ15ミリ以上の石膏ボードを壁に貼るなどをして、火災が起きても燃えにくくした造りの木造住宅を指すのです。

さて、断面積の大きな木材がどうして燃えにくいかというと、木は火に包まれると表面は燃えて炭化するのですが、実はこの炭化層が断熱材の役割をして、木の内部を火から守ってくれるのであります。
炭素には熱を伝えにくく、かつ、酸素を通しにくくする性質があるのです。

また、前述したように木はパイプ状の中空構造になっているため、当然空気を大量に含んでいる。この空気がまた、熱を遮断する役割を果たしているのだ。

こうした、木の持つ耐火性能について、日本でも最近になってようやく注目をされるようになり、平成六年の建築基準法の改正により、木材も住宅建築用の準耐火素材としてもと認められるようになりました。
外側が燃えても、残った部分で建物全体を支えることのできる太さの木材であれば、木造の家でも安全というわけです。
素材自体を比較するのであれば、鉄のほうが熱を伝えやすいため、溶けてぐにゃぐにゃに曲がる可能性が高く、火に弱いと言えなくもない。その点、木材は確かに燃える素材でありますが、前述したように断熱性能に優れているため除々にしか燃えず、強度が落ちることはない。

【断熱性には木は抜群の威力を発揮】
木材は内部が中空になっているため、鉄やコンクリートに比べ、断熱性に優れていることはすでに触れました。したがって、気密性の高い構造にすれば、夏は涼しく、冬は暖かい住宅を作るには非常に適した素材と言える。高気密、高断熱住宅のサッシで木製が一番と言われるのはこのためである。

『管理さえよければ、木の生命は半永久』
『木は腐りやすい』とよく言われますが、本当でしょうか?
『腐朽菌や白アリが生息しやすい環境を提供をすれば、確かに木は腐ったり、白アリに蝕まれたりしますが、それは木のせいではありません。腐朽菌や白アリが生息しにくい環境づくりに努力をすればよいのです』と東京大学農学部の有馬助教授が言っております。

同助教授によれば、腐朽菌や白アリは、酸素・温度・食物・水の四つの条件が揃ったときに初めて繁殖するのだと言います。
酸素が不足すれば、腐朽菌も白アリも生きていけない。水中貯木が効果的なのはこのためで、数千年前の遺跡で発見された木材が腐っていないのも、木材が土中にあることにより、酸素が欠乏していたからです。
しかし、住宅では、酸素を取り除くわけにはいきません。

温度については、摂氏4度から35度ないし40度ぐらいが腐朽菌や白アリにとっては適温となります。しかし、人間が生活する温度範囲と一致しますのでこれも打つ手はございません。

食物も木材そのものが対象となりますので、これも取り除くわけにはいきません。

となりますと、対策の決め手となるのは水分の水であります。湿度が90%以上、ちょうど、結露が発生した状態になりますと、腐朽菌や白アリが生息しやすくなります。もっと水分が多くなるとカビが生えてきます。
つまり、木材の耐久力については水の管理がポイントになってきます。

台所、浴室、トイレといった水廻りから、腐り始めるのはこのためで、要は住居からジメジメとしたところを失くせばよいのです。
注:『最近では、外断熱工法の結露がでない住宅というふうに、普及し始めており、壁の中の見えないところがどうなっているのか?うちは結露もカビもでてないから大丈夫と言っていた家屋にも調査をしますと、壁内充填内断熱工法が原因で結露が発生して腐朽菌が繁殖し、木材を腐食させていたという事実がはっきりしてきました。』
木材イコール住宅の耐久力は、住宅のこの部分の水の管理【壁内結露の問題また、外壁や屋根からの雨水の浸入】のメンテンスが大切になってくる所以でございます。

最古の木造建築として知られる法隆寺は、今もって、メインの構造材は建築時のものであります。
管理が良ければ、1200年経ってもびくともしないことが、実証されているわけです。

エジプトのピラミッドに安置されていた木製棺が新品同様にの状態で発見されているのも、木の耐久性の高さを実証しています。水に対する管理がよければ、4000年前の木製品でも腐らなかったわけである。

【木材は自然が生んだ加湿・乾燥機】
湿った手で無垢の木に触れてもベタッとしないのは何故でありましょうか?
『木は空気が乾いている時は水分を吐き出し、湿っている時は吸収するのです。調湿機能というのですが、木はそういう便利な性質を持っております。【有馬助教授】
また、木材は天然のエアコンとも言われております。』

木材は内部が中空構造で空気を大量に含んでいますから、湿気を吸ったり、吐いたりをできるのです。
木造住宅の室内が戸外に比べ、湿度の上下差が少ないのもそのためです。

鉄筋コンクリート造りの場合、家を留守にして何日間も窓を閉め切ったままにしておくと、天井にカビが生えたり、押入れの布団が湿ったりすることがよくあります。

しかし、木造住宅は木の持つ吸湿性のためにこんなことは起きにくいです。
校倉造りで有名な正倉院の宝庫。中の宝物の保存状態がよいのも、木の調湿機能により、庫内の湿度が調整されているからに他ならない。木は言わば、自然の加湿・乾燥機で、人間が快適な生活を送るうえで、極めて便利な性質を持っています。

【木材及び木造住宅を大切にすると言うことは環境保全に役立つ】

今、社会的に森林伐採における、環境破壊の問題をあげられています。
森林には天然林と人工林があるのですが、日本の天然林は成長が止まっていますが、日本では森林資源を増えるように人工林が成長し続けるように努力してきており、森林資源は増えています。

それは何故か?日本の木材の消費量は年間一億立方メートルで国産材はその25%で2500万立法メートルで後の75%の7500万立方メートルは海外の熱帯雨林からの天然林を輸入をしています。

日本の国は環境破壊を防ぎ、国産の天然林を伐採せず、人工林を植林して、森林資源を増やすようにしており、実際に増えていると言うことはあまり知られていないのですが、かわりに海外からの木材・資源を輸入して、東南アジアなど森林伐採などの環境破壊を増長させています。これでは、世界から森林伐採の問題で、バッシングを受けるはずです。

世界の森林伐採による、環境破壊・そして、二酸化炭素を吸ってくれる森林が少なくなる事により、オゾン層の破壊にもつながっています。

今の住宅を20年どころか50年・100年と持たせることが十分に可能であり、今の技術をもってすれば、ハード面ではまったく問題はございません。